温か食事、ドローン空輸 いばらきフラワーパーク 茨城・石岡

大型ドローンを使い温かい食事を届ける操縦士=石岡市下青柳
大型ドローンを使い温かい食事を届ける操縦士=石岡市下青柳
食事を積んで飛び立つドローン=16日午前、石岡市下青柳
食事を積んで飛び立つドローン=16日午前、石岡市下青柳
ドローンで配送されるおにぎりやスープ=石岡市下青柳
ドローンで配送されるおにぎりやスープ=石岡市下青柳
■花見盛り上げるサービス

茨城県石岡市下青柳のいばらきフラワーパークで、ドローンを使った「フードデリバリーサービス」が行われている。園内の標高100メートルの里山「花やさと山」の頂上で食事を注文すると、400メートルほど離れたレストランから、ドローンが空輸する。園によると、テーマパークでのドローンを使った同様のサービスの運用は国内初という。

提供されるメニューは「ピクニックセット」で、1人分1650円。内容は「八郷と春を感じるおむすび」▽「地元八郷産の野菜スープ」▽「さくら茶」。地元の食材を生かし、桜の季節に合わせて考案された。

サービスは先月19日に始まった。ドローンスクール運営などのDAC(水戸、川口拓麻社長)が同サービスのための特別の大型ドローンを開発。ドローンの操縦も担当する。

注文を受けて完成した料理は抗菌保冷バッグに入れて機体に装着。レストランから花やさと山までを2分ほどで結び、出来たてを届けてくれる。

山頂は、今が見頃の河津桜や、これから開花本番を迎えるソメイヨシノ、八重桜が楽しめるエリア。園では「花見などの際に温かい食事を楽しんでもらえれば」と利用を呼び掛けている。

サービスは花やさと山の施設のフロントで、土日祝日の午前10時半~午後2時に受け付ける。ゴールデンウイークに入る前の4月下旬まで続ける。

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