茨城県内の小学校で卒業式 常陸太田・西小沢小 149年の歴史に幕

保護者と共に記念撮影する西小沢小最後の卒業生ら=常陸太田市内田町の同小
保護者と共に記念撮影する西小沢小最後の卒業生ら=常陸太田市内田町の同小
茨城県内の多くの小学校で18日、卒業式が開かれた。統合に伴い、149年の歴史に幕を閉じる常陸太田市立西小沢小(阿部裕美校長)では、16人の児童が恩師や保護者らに見守られながら、最後の卒業生としての誇りを胸に巣立った。

同小卒業式は新型コロナウイルスへの対応で、あいさつは校長式辞だけにとどめ、校歌斉唱なども省いた。それでも、動画で卒業生の学校生活ぶりを振り返ったり、在校生による感謝や、卒業生の抱負の言葉を流したりするなど、式を演出した。

卒業生たちは卒業証書を一人ずつ受け取り、思い出をかみ締めるようにゆっくりと歩を進めて退場した。磯崎鈴夏(りんか)さん(12)は「これまでの卒業生の思いも背負い卒業する」と歴史の重みを実感。行事縮小などコロナの影響を受けた学校生活に触れ、「16人で力を合わせて乗り切れた」と語った。

長女と自身を含め4代にわたり卒業生となるPTA会長の五嶋忠範さん(40)は「閉校は時代の流れと思いつつ、子どもたちの登校姿が見られなくなるのはさみしい」と複雑な心中をのぞかせた。

県内小学校のうち、同日卒業式が行われたのは317校。学校統合により閉校するのは、常陸太田市6校▽鉾田市、かすみがうら市各4校▽小美玉市3校▽日立市1校。

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