北関東で高速道定額 4月から、観光周遊促す

茨城、栃木、群馬の3県でつくる「北関東三県広域観光推進協議会」と東日本高速道路関東支社は25日、3県内の高速道路を定額料金で自由に乗り降りできる「北関東周遊フリーパス」を4月から提供すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大で落ち込んだ観光需要の喚起を狙い、厳しい環境にある北関東の周遊観光を促していく。

フリーパスは北関東を横断する北関東自動車道のほか、常磐自動車道や東北自動車道、東関東自動車道など、3県に設定した「周遊エリア」内の高速道路を定額で乗り降りできる。このほか、東京や千葉など一部の高速道から往復するための「出発エリア」も設け、追加料金で定額化するなど首都圏からの利用の間口を広げた。

実施期間は4月1日~11月30日の8カ月間。旅行需要の高まる春の大型連休(4月27日~5月9日)と、お盆期間(8月9~17日)中は、いずれも対象外とした。対象車両は自動料金収受システム(ETC)を搭載した普通車や軽自動車、バイクで、ホームページ「ドラぷら」で受け付けを開始した。

宿泊観光を目的とするため、パスは2日間と3日間の連続利用が対象となる。料金は、周遊エリア内利用が2日間で普通車6500円(軽自動車、バイクなど5千円)、3日間で7500円(同6千円)。出発エリア内からの利用が2日間で7500円(同6千円)、3日間で8500円(同7千円)。

同事業は、3県の自民党県議でつくる「茨城・栃木・群馬三県観光振興自民党議員連盟」(海野透会長)による取り組みが契機となった。昨年7月には当時の赤羽一嘉国土交通省や二階俊博幹事長を訪れ、フリーパス事業の実施や財政支援などを要望していた。

県によると、期間中は各高速道上のサービスエリアなどで催し開催も検討中だという。県観光物産課は「公共交通や茨城空港利用とレンタカーを組み合わせるなど、幅広い使い方が可能。全国から観光客を呼び込み、北関東の周遊を促したい」と期待を寄せている。

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