食の魅力発信へ 新メニュー開発 市内の飲食店や宿泊施設 北茨城特産のアンコウ、イカ

アンコウやイカの新メニューを試食する豊田稔北茨城市長(右)=同市関本町福田
アンコウやイカの新メニューを試食する豊田稔北茨城市長(右)=同市関本町福田
アンコウなどの魚介類と野菜を煮込んだブイヤベース
アンコウなどの魚介類と野菜を煮込んだブイヤベース
北茨城市産のヤリイカを混ぜ込んだシューマイ
北茨城市産のヤリイカを混ぜ込んだシューマイ
茨城県北茨城市内の飲食店や宿泊施設3事業者が共同で、特産のアンコウやイカを使った新メニュー計5品を開発した。各事業者で提供し、地域の食の魅力を発信する。冬の味覚というイメージが強いアンコウを年間を通して楽しんでもらい、観光客を呼び込みたい狙いだ。

メニューを開発したのは、市観光推進協議会内の食部会に所属する事業者。同協議会は、市が2019年3月に策定した「観光アクションプラン」を実行していく組織と位置付けられている。

あんこうの宿まるみつ旅館(同市平潟町)は、アンコウの肝と白身を使ったステーキ、あん肝と国産牛の弁当の2種を開発した。汐騒の宿暁園(同)は、アンコウをメインに魚介類と野菜を煮込んだブイヤベースを作った。食彩太信(だいしん)(同市大津町北町)は、アンコウの胃袋をミンチにした揚げギョーザを考案した。

食部会は19年度から地域の食資源を活用したメニューの開発に取り組んだ。当初は20年度に発表を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大で協議会の事業が一時全て中止された。21年度に事業を再開し、メニューを練り直した。

各メニューはそれぞれ考案した施設で提供する。また3事業者が協力して開発した「北茨城いかシューマイ」は、細かく刻んだヤリイカを混ぜ込んだもので、基本的なレシピを他の市内飲食店に提供して独自にアレンジしてもらい、地域全体の特産品を目指す。

食彩太信の前田賢一店主は「ヤリイカの消費にもつながる。大津港産のヤリイカが広まってくれれば」と話した。まるみつ旅館の武子能久社長は弁当について「仙台の牛タン弁当のように、ご当地名物弁当にしていきたい」と意気込み、「アンコウの魅力はまだまだたくさんある。全国からアンコウの本場の北茨城に来てほしい」と語った。

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