「ちょいなか」茨城県 移住へ魅力「90分圏」 HP拡充、PR強化

県が開設したHP「ちょいなかStyle」のトップページ
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■「海。山。ときどき東京。」
東京圏からの移住希望者に対し、茨城県は「近くて自然豊か」である魅力を前面にPRを強化する。テレワーク移住者の主な条件「都心から90分圏内」に茨城県の広い地域が含まれるとして、「ちょいなか(ちょっと田舎)」と位置付け、ホームページ(HP)の拡充や体験ツアーなどを展開。新たなライフスタイルを実現できる県として発信する。

県の移住促進HPのトップ画面には、サーフボードを抱えて海へ走る若者、緑豊かな自然の中ではしゃぐ家族の写真を配置した。

新型コロナウイルス感染拡大を念頭に「毎日通勤するから、都心に住むほうがいいと思っていた。でも、思いがけず時代が一気に進んだ今、憧れていたライフスタイルがかなうかもしれない」の言葉が並ぶ。

HPのタイトルは「ちょいなかStyle」。地理的優位性や交通インフラ、テレワークの浸透を受け、「海。山。ときどき東京。」のメッセージで、他県との差別化を図る。

鍵となる「都心から通勤90分圏内」は、県が移住希望者に行った調査結果に基づく。JR常磐線やつくばエクスプレス(TX)といった鉄道、高速バスなどにより、茨城県の広範囲が「90分圏」となる。県計画推進課は「県南地域に移住者がどんどん流入しているが、県央・県北地域も圏内」とアピールする。

HPの動画「移住地対決型オンラインツアー」は、テーマごとに、二つの自治体が魅力を自慢し合う。

テーマ「海のある街で暮らす」では、神栖市がサーフスポットや子育て支援体制をアピール。一方、鹿嶋市はパワースポットとして鹿島神宮や待機児童ゼロを紹介。両市とも、都心から高速バスで90分以内の利便性を訴える。

「大きな公園のある街で暮らす」では、水戸市とひたちなか市が対決。「風情あふれる街で暮らす」は、古河市と結城市が魅力を伝える。インタビューや写真で移住者も紹介する。

県は、テレワーク移住体験ツアーを行うほか、空き家を移住促進につなげようと、市町村を支援する。

総務省の2021年人口移動報告で、茨城県は統計開始以来初めて、転入者が転出者を上回る「転入超過」となった。最多はつくば市で4643人。水戸市や東海村、笠間市、古河市なども転入超過が見られた。

県内自治体は移住促進の好機と捉え、魅力の発信を強化する。

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