JR水戸 親子で電車の模擬運転 検測車見学「貴重な体験」

JR東日本水戸運輸区の社員から車掌が使うかばんやデジタル端末、懐中時計、ドア開閉ベルなど機材の説明を受ける親子ら=水戸市宮町
JR東日本水戸運輸区の社員から車掌が使うかばんやデジタル端末、懐中時計、ドア開閉ベルなど機材の説明を受ける親子ら=水戸市宮町
鉄道を身近に感じてもらうJR水戸支社の「親子向け体験イベント」が3日、水戸市宮町の水戸運輸区で開かれ、小学生の親子20人が電車の模擬運転や、めったに見られない検測車の車内見学などを楽しんだ。鉄道開業150周年を記念した有料の企画。午前中の約2時間半、限定10組の参加で行われ、午後には計30人の鉄道ファン向けの「機関車展示撮影会」もあった。

体験イベントに参加したのは、小学6年生以下の子どもと親。埼玉県や千葉県から1泊して参加した人もいた。模擬運転では、乗務員の職場で実際に使われている運転シミュレーターを、子どもたちが順番に10分間ずつ操作。水郡線の実際の映像が映るモニターが設置された運転席に座り、現役運転士の助言をもらいながら、水戸-常陸津田駅間を走らせた。

子どもたちが重いハンドルを両手で持ってアクセルとブレーキを使い分け、何とかホームに電車を滑らせて止まらせると、拍手が湧いた。さいたま市南区から来た小学1年、本多圭君(6)は「難しかったけど、楽しかったです」と笑顔を見せた。

検測車の見学では、JR東日本管内の線路や架線など設備の保守点検を担うE491系が登場。3両のうち2両の車内で装置の説明を受けた後、運転席で記念撮影してもらった。同支社によると、検測車の車内を一般に公開するのは初めて。「本当に最初で最後になるかもしれない」と説明があると、参加者は「貴重な体験」と喜んだ。圭君の母、愛子さん(40)は「子どもより興奮してしまった」と話した。

水戸運輸区は運転士と車掌、車両の点検や検査などを担う社員計約150人が所属。イベントは現場の社員が発案した。午後の「機関車展示撮影会」は現役で活躍するEF81電気機関車とDE10ディーゼル機関車を用意。1985年のつくば万博を記念した「エキスポライナー」と寝台列車「ゆうづる」のヘッドマークが付けられた。

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