全国広報コンクール広報紙・市部門 茨城・小美玉市入選

全国広報紙コンクールの広報紙・市部門で入選した小美玉市の「広報おみたま」SDGsを分かりやすく紹介した。(同市提供)
全国広報紙コンクールの広報紙・市部門で入選した小美玉市の「広報おみたま」SDGsを分かりやすく紹介した。(同市提供)
■「SDGs」特集 漫画で分かりやすく解説

自治体広報の甲子園といわれる今年の「全国広報コンクール」(日本広報協会主催)で、県代表としてエントリーした茨城県小美玉市の「広報おみたま2021年9月号」が、広報紙・市部門で入選を果たした。「SDGs(持続可能な開発目標)」を特集し、漫画を大胆に使い、取り組む意義などを分かりやすく、面白く解説した紙面づくりが評価された。

同コンクールは1963年から始まり、現在は広報紙をはじめ、広報写真、ウェブサイト、映像、広報企画など計10部門で設けられている。今年の広報紙・市部門は全国から62点がエントリー。審査結果は4月28日に発表され、同市をはじめ15団体が入選した。

広報おみたまの編集を担当する同市シティプロモーション係の職員は、SDGs特集を企画した理由について「言葉としてはよく聞くが、中身をよく理解している人は少ない。そのため、広報紙で分かりやすく解説し、市民が興味を持ったり、家族との話題にしたりするきっかけを提供できればと考えた」と話す。

地元のクリエーターの協力を得ながら、ストーリーやキャラクターの設定、作画、漫画以外の解説、インタビュー記事まで、「難しい題材を愉快に伝える」ことを徹底。担当職員は「読んだ人が誰かに話したくなる、やってみたくなることをゴールにした」という。

同市は、同コンクールの映像部門で2019年に特選・総務大臣賞を受賞、昨年は初開催の「シティプロモーションアワード」で金賞に輝くなど、広報・シティプロモーション分野で高い評価を受けている。今回の広報紙の入選は、新たな勲章を刻んだ形だ。

コンクールの授賞式は6月3日、愛媛県内子町で開催予定の全国広報広聴研究大会で行われる。

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