「原発やめさせたい」元京大助教・小出さんが危険性訴え

講演する小出裕章さん=常陸太田市中城町
講演する小出裕章さん=常陸太田市中城町
長野県在住で、元京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さん(73)の講演会が7日、茨城県常陸太田市中城町の市民交流センターで開かれた。長年、原発の危険性を訴える活動に取り組む小出さんが「日本の原子力開発と東海第2原発の再稼働」と題して、福島第1原発事故による放射能汚染水の状況などを中心に、原子力開発の歴史や福島第1原発の現状などを報告した。

同講演会実行委員会が主催。初めに記録映画「地震・津波・原発事故」を上映し、東日本大震災を映像で振り返り、過酷事故に関する有識者の意見や飯館村で被害にあった住民の話を紹介した。

講演では福島第1原発事故の発生時や現在の状況などを説明し、「11年経過しても現場に行けない。溶け落ちた炉心がどこにあるかも確認できない」と苦闘が続く状況を話した。放射能汚染水の状況や再処理工場、汚染水の海洋放出について解説した。

東海第2原発に関する避難計画などに触れ、「日本は世界一の地震大国。そこに原発を57基も建ててしまった」と指摘。さらに「福島の事故で、もうこれ以上の原発は造らないでおく、止まっている原発は動かさないでおこうと考えるのが当然。未来の人たちにさらなる汚染を負わせない覚悟が必要。何としても日本の原発をやめさせなけらばならない」と協力を求めた。

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