都内で音楽劇「赤毛のアン」 井上さん(茨城・古河出身)、瀧本さん(水戸出身)熱演

マシュウを演じる井上高志さん(手前右)とルシーラ役の瀧本真己さん(中央)
マシュウを演じる井上高志さん(手前右)とルシーラ役の瀧本真己さん(中央)
マシュウを熱演した井上高志さん、小池雅代理事長、ルシーラを演じた瀧本真己さん(右から)=東京国際フォーラム
マシュウを熱演した井上高志さん、小池雅代理事長、ルシーラを演じた瀧本真己さん(右から)=東京国際フォーラム
■「上演できてうれしい」
音楽劇「生命のコンサート 赤毛のアン」が6、7の両日、東京・千代田区の東京国際フォーラムで開かれた。茨城県古河市出身の俳優、井上高志さんが主人公アンの父親マシュウ役を演じ、水戸市出身のソプラノ歌手、瀧本真己さんが洋服屋のルシーラを熱演。それぞれ物語の要所を締め、存在感を放った。

同コンサートは、主催する国連クラシックライブ協会の設立と同じ1991年に始まった。92年初演の「赤毛のアン」を中心に数々の名作を上演。米ニューヨークの国連本部やカーネギー・ホール、カナダ大使館など海外15カ国を含め約500回公演し、延べ30万5千人が鑑賞している。協会とコンサートは昨年30周年を迎えたが、コロナ禍の影響で記念公演が延期されていた。

原作の舞台は19世紀後半のカナダ、プリンス・エドワード島。孤児のアンは年配の兄妹マシュウとマリラの養子となり、村人の偏見に遭うが、2人の深い愛情と持ち前の明るさで逆境に立ち向かい、周囲に変化をもたらしていく。舞台では差別や偏見、ジェンダーなど現代に通じるテーマを盛り込み、女性教育や人権問題、環境問題の重要性を訴えている。

19年に続いてマシュウを熱演した井上さんは「上演できて本当にうれしい。原作はベストセラーで、舞台を楽しみにしている人も多い。愛情の大切さを伝えたかった」と笑顔。母校の古河一高演劇部の元メンバーや同級生ら約30人が駆け付け、観客席からベテラン俳優の名演を見守った。

2004年から出演している瀧本さんは「コロナ禍で練習もままならなかったが、主人公たちを少しでも盛り上げたい」と、独唱や華麗なダンスなどを披露した。

同協会理事長で芸術監督の小池雅代さんは「毎年、内容を少しずつ変えながら30年間続けてきた。赤毛のアンを通してジェンダーや女性教育の重要性を伝えていきたい」と力を込めた。

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