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暮らし彩る「笑い文字」 茨城・日立の飛田さん ひたちなかで作品展

来場者に作品の説明をする飛田祥子さん(左)=ひたちなか市馬渡のギャラリーのざわ
来場者に作品の説明をする飛田祥子さん(左)=ひたちなか市馬渡のギャラリーのざわ


茨城県日立市の「笑い文字」上級講師、飛田祥子さん(68)の企画展がひたちなか市馬渡の「ギャラリーのざわ」で開かれている。会場には心和ませる作品約50点を展示している。15日まで。

笑い文字は、丸文字と幼子の笑顔を組み合わせた筆文字。一般社団法人「笑文字普及協会」の広江まさみ代表理事が考案した。

飛田さんは元公立中学の美術教師。定年後、笑い文字に魅了され、習い始めたという。「笑い文字で地域に笑顔を届けたい」と、地元の日立市を中心に活動している。

企画展は「心に寄り添い暮らしを彩る」がテーマ。丸窓に笑い文字を入れ「春夏秋冬」や「幸福」「おかえり」など、日常に溶け込む言葉をしたためた作品などが置かれている。

娘と訪れた常陸太田市の主婦、江幡緋紗さん(85)は「文字自体が笑っているようですてき」と見入っていた。飛田さんは「笑い文字はコミュニケーションツール。作品や来場者との会話を通じて、ご縁や笑顔が広がっていけばうれしい」とほほ笑んだ。

会期中、飛田さんは来場者それぞれの名前を書いた笑い文字のはがきをプレゼントする。午前10時半~午後5時半。水曜定休。問い合わせは同ギャラリー(電)029(274)1877。

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