茨城県笠間市に油画寄贈 市長表敬 東京芸大の岡田さん

笠間市の山口伸樹市長(右)を表敬し、新作の油画を市に寄贈した岡田竜之助さん=同市役所
笠間市の山口伸樹市長(右)を表敬し、新作の油画を市に寄贈した岡田竜之助さん=同市役所
22年春、茨城県立笠間高から東京芸術大学絵画科油画専攻に現役合格した岡田竜之助さん(18)=城里町出身=が20日、笠間市の山口伸樹市長を表敬した。同校からの合格は創立113年目で初の快挙。岡田さんは、受験の様子などを報告するとともに、4月に描き下ろした油画を市に寄贈した。

岡田さんは4人兄弟の次男で、幼い頃から描くことや物を作るのが好きだった。中学1年から水戸市内のアートスクールに通い、本格的に絵画を学び始めた。

笠間高美術科での3年間は、授業で専門の教師陣から絵画や陶芸、デザインまで基礎を幅広く吸収。普段からクロッキー帳を持ち歩き、思い付いたことをメモを取るように描いたという。美大の最高峰、東京芸大の受験に向けて、夏休みや冬休みに都内予備校の集中講義に参加し、実技試験を想定した課題に取り組んだ。

この日、岡田さんは担任だった武本夏子教諭(31)らと市役所を訪問。山口市長から「東京芸大合格おめでとうございます。後輩たちの励みになったと思います」と祝福された。

寄贈した作品は20号の油画で、タイトルは「He greeted us with a warm smile.」。同行した教員は「『彼の穏やかなほほ笑み』と訳せるのでは」と説明した。

作品は淡いブルーを背景に影のような人の姿が描かれている。山口市長は「きれいな水色が使われ、若い人が描く絵ですね」と印象を語った。岡田さんによると、4月に城里町の自宅で丸1日かけて制作した。

山口市長から「将来はプロの画家を目指しますか」と問われると、岡田さんは「創作で生計を立てられるようになれれば」と答えていた。

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