元NHKモスクワ支局長「ロシアはしぶとい」 茨城・日立で県北政懇

講演する元NHKモスクワ支局長の小林和男氏=日立市旭町
講演する元NHKモスクワ支局長の小林和男氏=日立市旭町
■「誤算修正に何年、何十年もかかる」
茨城県北政経懇話会6月例会が7日、日立市旭町2丁目のホテル天地閣で開かれ、ジャーナリストで元NHKモスクワ支局長の小林和男氏が「ロシア大誤算の行方」と題して講演した。「ロシアはウクライナを短い期間で抑えられると思っていたが、もう100日もたっている」とし、「大誤算を修正するにしても何年、何十年もかかるだろうが、ロシアは本当にしぶとい」と語った。

ロシア初代大統領のエリツィン政権下は経済の混乱と治安の悪化が著しかったが「プーチンの登場で乱れた社会が安心し、国民が希望を持つようになった」と、かつてのプーチン大統領の働きを評価した。

侵攻を巡る今後の動きについて、キッシンジャー元米国務長官がスイスのダボス会議でクリミア半島などの返還を諦めるよう提案したことを挙げ、こうした意見も考慮しておく必要があるとの認識を示した。

「ウクライナが戦後の荒廃をどうやって復興していくかという大問題が起こる。ものすごいエネルギーと資源がいる」と指摘。「欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)、米国が金を出してくれるだろうか」と疑問を投げかけた。

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