Jリーグ カシマに声援響く 2年4カ月ぶり、一部解禁 茨城

ゴール裏の席で声を出して応援する鹿島サポーターら=カシマスタジアム
ゴール裏の席で声を出して応援する鹿島サポーターら=カシマスタジアム
カシマスタジアム(茨城県鹿嶋市)で11日に開催されたJリーグ・YBCルヴァン・カッププレーオフ第2戦の鹿島-福岡で、新型コロナウイルスの影響で禁止されていた声を出しての応援がゴール裏の座席限定で解禁された。発声を伴う応援の再開は国内主要プロスポーツで初めて。マスクを着用した両チームのサポーター約1700人の声援や歌が、同スタジアムでは約2年4カ月ぶりに響いた。

声出し応援の運営検証試合として開催された。声出しが可能なエリア内の人数は収容の4分の1で計1758席が用意され、前後1列と左右1席を空けた格子状に配置された。不織布マスクの着用が必須で、肩を組むなどの密集状態での応援は禁止された。

検証に協力する産業技術総合研究所によると、全体の観客も半数に制限された今回の感染リスクは「満員で声出し応援なし」と比べて50%以下という。今後の検証を経て、Jリーグは段階的に制限を緩和する方針。12日にもJ2の1試合で同様の検証があり、7月は声出しエリアの収容人数を7000人に緩和して、さらに検証を進める。

視察した野々村芳和チェアマンは「なんて表現していいか分からないくらい胸が熱くなった」と感慨深げ。鹿島の小泉文明社長は「サポーターが選手を後押しする姿を見て、早く日常に戻したいという思いが強くなった」と話した。

土浦市の会社員、吉村拓也さん(25)は「いずれは満員のスタンドで応援をしたい」と期待を込めた。友人と訪れた鹿島サポーターの鈴木由美子さん(57)は「すごく楽しみにしていた。規則を守りながらやっていければ」と話した。

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