茨城・日立市女性防火ク連絡協 「山火事繰り返さない」 助川山で除草

除草作業を行う日立市女性防火クラブ連絡協議会の会員=日立市の助川山
除草作業を行う日立市女性防火クラブ連絡協議会の会員=日立市の助川山
除草作業を行う日立市女性防火クラブ連絡協議会の会員=日立市の助川山
除草作業を行う日立市女性防火クラブ連絡協議会の会員=日立市の助川山
林野火災の再発防止に向けて、茨城県日立市女性防火クラブ連絡協議会(長瀬好子会長)の会員約30人が20日、約30年前に大規模な山火事が起きた市内の助川山(標高328メートル)で、防火啓発活動を行った。会員は「二度と繰り返さない」との願いを込め、火に強いとされるモチノキの手入れと周辺の除草作業に汗を流した。

同市では1991年3月7日に助川町の国有林から出火。住宅など20棟が全半焼し、車両・建設機械30台、山林217.7ヘクタールを焼失した。被害額は約4億400万円に上り、鎮火に丸1日を要した。

火災後、跡地には森林公園が整備され、ハイキングコースとしても人気を集めている。同クラブは山火事の記憶を風化させないため、2000年に山頂近くの登山道沿いにモチノキ20本を植樹。通称「おおみねの丘」に、各クラブ名が書かれた看板も設置した。

協議会は毎年、モチノキの剪定(せんてい)のほか、火災時の被害を減らすため周辺の下草刈りを実施。20日は市内九つの防火クラブの代表者と市消防本部職員らが参加し、鎌や枝切りばさみを使って作業に当たった。91年の山火事の際、現場で消火活動に当たった市消防本部の綿引学消防長は「木や看板は多くのハイカーの目に付き、火災予防に大きな意味を持つ」と会員に感謝した。長瀬会長は「散策する人は火の用心とごみの持ち帰りを心がけてもらい、すてきな助川山にしていければ」と話した。

最近の記事

ニュース一覧へ

全国・世界のニュース