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植物園協会、水戸で大会 24年開催 西川さん、初の女性会長

会長就任などを報告した水戸市植物公園長の西川綾子さん=水戸市笠原町の県庁
会長就任などを報告した水戸市植物公園長の西川綾子さん=水戸市笠原町の県庁


公益社団法人「日本植物園協会」の第59回大会が、2024年に水戸市で開かれることが決まった。同協会の会長には、水戸市植物公園長の西川綾子さん(61)が就任した。女性の会長就任は初めて。西川さんは30日、県庁の大井川和彦知事を表敬訪問し、大会開催と会長就任を報告した。

同協会は、全国の植物園で構成される団体。1947年に植物園や植物に関する文化の発展などを目的に任意団体として発足。66年に社団法人化された。正会員数は公立や民間を含め117。西川さんは東京都出身で筑波大卒。民間会社を経て87年から同公園に勤務し、93年に同園長就任。江戸時代の水戸藩にまつわる薬草の調査などを行ってきた。同協会長就任は5月17日付。

大会は年1回、各地の持ち回りで開かれ、年間の活動報告や植物の保全や栽培、教育事業などの研究発表、貢献のあった会員の表彰などが行われる。第59回大会は、水戸市植物公園が初めてホスト役を務め、園内のバラの見学などが予定されている。

今年は5月17日から3日間、岐阜県各務原市の内藤記念くすり博物館付属薬用植物園などを会場に開かれ、開会式には同協会総裁の秋篠宮さまが出席された。

表敬訪問で西川さんは「全国から会員が一堂に集まる。水戸ならではの植物文化を見てほしい」と意欲を見せた。大井川知事は「これからもぜひ、植物園協会を引っ張っていただければ」と語った。

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