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刃物持つ不審者想定 商業施設で防犯訓練 水戸、従業員ら護身術も

訓練で、通報で駆け付け犯人役を取り押さえる水戸警察署員=水戸市内原
訓練で、通報で駆け付け犯人役を取り押さえる水戸警察署員=水戸市内原


刃物を持った不審者の発生を想定して、水戸警察署とイオンモール水戸内原(水戸市内原町2丁目)は6月30日、同モール1階で防犯訓練を実施した。従業員と同署員ら約40人が、110番通報や買い物客の避難誘導など、事件発生後の初動対応を確認した。

訓練は、不審者に扮(ふん)した警察官が大声で騒ぎながら刃物を振り回し、買い物客を切り付ける設定で実施。従業員が不審者を刺股やショッピングカートで取り囲み、通報を受けて駆け付けた警察官が取り押さえた。

防犯訓練の後には、女性従業員を対象とした護身術訓練も行われた。従業員らは2人一組になり、「不審者に両手をつかまれた場合」などいくつかのパターンを想定して身を守る方法を練習した。

訓練を終えた従業員の藤枝典子さん(47)は「(護身術を習って)自分でもできることがあると分かって安心した」と振り返った。同署の落合洋一署長は「これからも警察署と連携して訓練し、店舗の安全を確保してほしい」と話した。

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