新型コロナ、オミクロン株半年 茨城県内感染、下げ止まり

■派生型に警戒

新型コロナウイルスの感染力が強い「オミクロン株」が茨城県内で確認され、2日で半年がたった。ピーク時は1800人に達した新規感染者数は現在、若年層を中心に200人前後と「下げ止まり」が続く。オミクロン株派生型の「BA・5」へ置き換わりが懸念される中、県は「第6波を脱したとは言えない」として基本的な感染対策の継続を呼びかけている。

茨城県の累計感染者数は2日現在で16万5591人。このうちオミクロン株が初めて確認された1月2日以降の感染者数は14万1101人に上り、全体の85・2%を占める。

直近7日間を平均した1日当たりの感染者数は、2月12日の1545・0人が最多。1月27日に県内で適用された「まん延防止等重点措置」が3月21日に解除となって以降は緩やかな減少傾向をたどり、6月は200人台で推移する状態が続いた。

BA・5は、東京都内を中心に置き換わりが進む。県感染症対策課によると、県内で6月中に確認された割合は0・2%にとどまるが、「都内で置き換わりが進めば、当然県内でも南部から徐々に広がる」と警戒する。

1~6月の感染者数を年代別で見ると、最も多いのが10歳未満の2万5856人で全体の18・4%。40代以下の若い世代は各年代で2万人を超え、全体の8割に上る。クラスター(感染者集団)は計1114件確認され、小学校が最多の259件、保育施設の213件だった。

2日までに確認された死者446人のうち、1~6月に確認されたのは226人でほぼ半数。一方、多くが軽症や無症状のオミクロン株の特性を背景に、入院者数は従来のデルタ株に比べ減っている。昨夏の第5波ではピーク時499人だったが、第6波のピークは430人。これ以降、減少が進み、2日現在57人で、重症病床もゼロが続く。

ワクチン接種が進んだことも要因の一つ。茨城県のワクチン接種率は1日現在65・6%で、全国平均より4・1ポイント上回る。重症化リスクの高い高齢者ら向けの4回目接種もピークを迎えている。

夏休みを控え、県内でもさまざまなイベント開催などによる人流増が想定される。このため、同課は「新たな感染対策はない。これまでの基本的な対策を正しく行ってほしい」と呼びかけている。

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