渡良瀬遊水地シンポ 栃木・小山で 保全の意義再確認 条約登録10周年

渡良瀬遊水地のラムサール条約登録10周年を記念して開かれたシンポジウム=栃木県小山市
渡良瀬遊水地のラムサール条約登録10周年を記念して開かれたシンポジウム=栃木県小山市
茨城県古河市など4県6市町にまたがる渡良瀬遊水地が、国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約に登録されて今年で10周年を迎えたことを記念するシンポジウムが3日、栃木県小山市の市立文化センターで開かれ、各自治体が条約登録の成果や意義を再確認した。

同遊水地保全・利活用協議会が主催した。記念式典で同協議会長の浅野正富小山市長が「地元では条約の理念を推進し、この10年間の取り組みで着実に成果を上げてきた。一昨年から3年連続でコウノトリが繁殖できたのが一番の成果だ」と振り返った。

「ラムサール条約湿地におけるエコツーリズム」をテーマにパネル討論が行われ、パネリストの大川秀子栃木市長が「遊水地の約7割を栃木市が占める。水害に苦しんできた地域でもあり、治水とともに自然環境を守らなければならない」と強調。針谷力古河市長は市内での湿地保全や子どもたちの自然体験活動などの取り組みを紹介した。

同遊水地は国内有数の渡り鳥の渡来地で、台風や大雨時の治水機能も担い、環境保全との両立が課題となっている。

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