茨城・ひたちなかの那珂湊中 交流施設に壁画描く 魚や祭り色鮮やかに

ネモフィラの海と漁船を描くひたちなか市立那珂湊中の美術部員たち=同市牛久保
ネモフィラの海と漁船を描くひたちなか市立那珂湊中の美術部員たち=同市牛久保
茨城県ひたちなか市立那珂湊中(同市廻り目、豊田敬慈校長)の美術部員17人が、近くにある多世代交流施設「しおかぜみなと」(同市牛久保)の休憩所に壁画を描いた。地元の那珂湊地区を象徴するひたちなか海浜鉄道湊線の列車や市内の漁港で水揚げされる魚、祭りなどテーマに色鮮やかに表現した。

壁画は同施設の依頼に応え、約1年4カ月かけてほぼ完成させた。

旧県立那珂湊二高跡地にある同施設は2018年開設。運営は地元住民などのボランティアが担う。

開設当時は休憩所の壁やベンチは壊れ汚れていたため修繕し、運営メンバーが協議し、同中の生徒に休憩所の壁に絵を描いてもらい憩いの場にしようと、昨年4月ごろ依頼した。

前年度は新型コロナウイルス感染拡大で、部員たちは制作活動ができなかったが、丸1年かけて壁画の構成や内容を練り、今年4月から描き始めた。

週1回程度のペースで制作し、高さ約80センチの壁面に水性ペンキでネモフィラや漁船のほか、湊線、タコやアンコウ、ヒラメなど海の生物の愛くるしい姿を表現。同地区で300年以上続く「みなと八朔(はっさく)まつり」の様子も描いた。

21、22両日は部員16人が描き、壁画をほぼ完成させた。同部長の高野梨里花さん(14)は「初めての経験で難しかったが楽しくできた。多くの人に壁画を見てもらい、那珂湊の魅力を知ってほしい」と話した。

制作は夏の暑さを考慮していったん中断し、秋に再開。3年生10人は22日で引退したため、残る1、2年生7人で仕上げる。

同施設の吉村孝子事務局長(69)は「きれいに生まれ変わってうれしい。しおかぜみなとのシンボルにしたい」と喜んだ。

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