決裁経ず道路占有許可 茨城県、職員を停職処分

茨城県庁=水戸市笠原町
茨城県庁=水戸市笠原町
茨城県は5日、上司の決裁を経ず道路占有許可を交付するなど不適切な事務処理を繰り返していたとして、土木部出先機関の男性主任(37)を停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。処分は同日付。

県によると、主任は昨年度に在籍していた高萩工事事務所で、下水道工事などに伴う道路占有許可5件と道路工事に関わる承認1件を、決裁を経ず書類に公印を勝手に押して業者に交付した。別の道路占有許可2件についても書類を交付せず、口頭で許可した。公印は別の決裁書類に紛らせて押していた。

占有許可7件のうち4件は、許可を出す前に行う県警との協議を怠っていた。また6件については本来、業者が作成する作業届を代わりに作成していた。業者との金銭授受はなかったという。

申請業者から工期延長や工法変更に関する申し出があり、書類が本来の保管場所になかったことから不正が発覚した。主任は「指示を受けてから時間が経過したことや、業務の増大、体調不良が重なって事務手続きが遅れ、衝動的に行った」と釈明したという。

当時の所長ら上司3人も監督責任を問い訓告とした。

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