茨城・常陸太田 7人制サッカー「ソサイチ」 初代王座目指し熱戦

さまざまな世代がサッカーを楽しんだ=常陸太田市白羽町
さまざまな世代がサッカーを楽しんだ=常陸太田市白羽町
7人制サッカー「ソサイチ」の大会が6日、茨城県常陸太田市白羽町の白羽スポーツ広場で、初めて開催された。同市サッカー連盟(和田潔理事長)がサッカー競技人口の拡大と、幅広い世代の健康づくりにと企画。市内外から中学生以上の選手で構成する計25チームが参加。一般的なコートサイズの半分ほどのピッチを走り回り、初代チャンピオンの座を目指して熱戦を繰り広げた。

ソサイチは、子どもからシニアまで楽しめる生涯スポーツや競技スポーツとして広まっているという。第1回同市ソサイチ大会はコートサイズが50メートル×30メートルで、少年用サッカーゴールを使用。前半後半各7分で、プレー中に何度でも選手が交代でき、再出場もできる。サッカーを楽しむ「エンジョイブロック」に9チーム、勝負にこだわる「チャンピオンブロック」には16チームがエントリーした。

チームは家族や友人同士、職場仲間など。チャンピオンブロックは予選リーグと決勝トーナメントで競い、エンジョイブロックは1チーム3試合を行った。高度な戦術を披露するチームや笑顔でサッカーを楽しむチームなどさまざま。参加者は勝利に向かって爽やかな汗を流していた。

チーム「冷やた大盛り」は30歳前後の峰山中サッカー部OBで構成。鈴木優人さん(30)は「久しぶりに集まり、試合をしたいと参加した。会場でも知り合いに会えて同窓会のようだった。次は体力をつけて出場したい」と話した。

エンジョイブロックに参加した「grow*」は昨年、県立常陸太田特別支援学校サッカー部OBとその家族などで発足し、現在22人で活動中。萱場晶子代表は「生き生きとしてトレーニング時とは違った表情を見せてくれた。チーム以外の人と関わる経験は大切なことなので、よい機会になった」と歓迎した。

和田理事長は「大人世代も含めて参加できる大会を開いてサッカーを盛り上げようと企画した。サッカーの経験歴はさまざまだが、各選手、チームともに真剣に楽しんでいた」と話した。

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