子ども食堂連携拡大へ 茨城・土浦でセミナー 運営者ら情報交換

子ども食堂の運営について意見交換するセミナーが開かれた=土浦市中央
子ども食堂の運営について意見交換するセミナーが開かれた=土浦市中央
生活に困っている子どもたちを中心に食事を提供する「子ども食堂」の在り方を考えるセミナーが3日、茨城県土浦市中央の亀城プラザで開かれ、運営者や開設予定者らが食堂をどう運営するかについて情報やノウハウを交換した。参加者は「食堂同士で互いに連携を広げていければ」と訴えた。

「子ども食堂スタートセミナー」と銘打ち、県が主催。茨城NPOセンター・コモンズが県委託で設置する「子ども食堂サポートセンターいばらき」の大野覚さんが県内の運営状況を説明した。大野さんは「子どもの貧困率が高まり、コロナ禍で生活に影響が出た女性たちからSOSが出ている。子ども食堂が食の提供に加え、居場所や見守りの場になっている」と役割の大切さを訴えた。

土浦市神立地区で3年前から「ふれあい食堂かみもり」を運営する鈴木君枝代表が実践例を報告。開催日には100人以上が来場し、地域や団体、企業からの寄付や市の備品支援で「赤字にならずに運営できている」と指摘した。スタッフ約20人も「それぞれの特技を生かして分担できている」と継続のこつを語った。

質疑応答では「本当に困っている人にどう情報を伝えるか」が話し合われ、「SNS(交流サイト)を使うと直接届きやすい」「学校のソーシャルワーカーとつながると良い」という意見が出た。参加者は「近くの子ども食堂同士で食材や情報を共有したり、助け合ったりすることが大事」と確認した。

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