茨城・小美玉のため池で魚大量死 護岸工事へ水抜き中 悪臭に住民苦情

水抜きしている池の水門周辺に集まっている魚の死骸=20日午後、小美玉市栗又四ケ
水抜きしている池の水門周辺に集まっている魚の死骸=20日午後、小美玉市栗又四ケ
茨城県小美玉市栗又四ケのため池「野村田池(のむらたいけ)」で、9月中旬ごろからヘラブナなど魚の死骸が大量に発生し、腐臭が辺りに漂い、住民から苦情が出ている。死骸は市が16日に約2トンを回収したものの撤去しきれておらず、市は台風14号が去るのを待って21日から処理を再開する。

管理する市によると、ため池は稲作など農業用で、水源は湧き水のみ。広さ約55ヘクタール、深さは約3メートル。近く護岸工事をする予定で、準備のため1日から水抜きを始めていた。魚の死骸は15日に初めて確認。翌16日に回収作業をし、その後は中断している。

ここ数日の雨で池は水かさがやや増した状態で、放流口の水門付近に死骸の大きな塊が二つできている。市によると、魚種はヘラブナやコイ、ブラックバス、ウナギなど。

2011年の東日本大震災後に水抜きをして、市農政課は「魚はいないはず」と認識していた。いるはずのない魚種は、霞ケ浦近辺で釣った魚を放す、マナーの悪い釣り人の仕業とみられている。

釣り人が池に魚を放つところを見たことがあるという近くの男性は、「臭いがひどくてご飯も食べられない。マナーの悪い釣り人のせいだ。取り締まってほしい」と顔をしかめていた。

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