茨城・日立で24日から震災復興フェス 音楽でまち元気に 10回記念 地元グルメ、花火打ち上げも

会場準備を進めるTHE SALAのメンバー(前列)らフェス関係者=日立市河原子町の河原子北浜スポーツ広場
会場準備を進めるTHE SALAのメンバー(前列)らフェス関係者=日立市河原子町の河原子北浜スポーツ広場
東日本大震災からの復興を願い茨城県日立市で始まった野外チャリティー音楽フェス「PLACE2022」が24、25両日、同市の河原子北浜スポーツ広場で開かれる。まちの活性化を目指し、地元で活動するバンドが手作りで始めた企画は、今回で10回目の節目を迎える。入場無料。

主催するのは、同市を拠点に活動する4人組ロックバンド「THE SALA(ザ・セイラ)」と、市民有志で組織する任意団体「うかる文化振興委員会」。2日間で3万人の来場を目指す。

プロジェクト代表でSALAの中村俊仁さん(38)は、大震災があった2011年にバンドを結成。翌12年に1回目のフェスを企画した。「生まれ育ったまちが落ち込んでいる時に、バンドマンができる一番の町おこしが野外フェスだった」と振り返る。

観客は当初300人ほどだったが、ボランティアで出演する音楽仲間をはじめ、地元企業や団体などの協力もあり年々規模が拡大。「ロック音楽の間口を広げたい」と入場無料で開催し続け、19年は約1万4千人が集まった。

同委員会の川上光彦事務局長と、会場設営を担う水戸DMS(同市)の森重彰社長の2人も「まちが盛り上がり、多くの人に日立が認知されるのが一番」と活動を支える。

10回記念の今回、1日目の24日は、コロナ禍で発表の機会が減った子どもたちや地域団体にステージを提供する。市立多賀中吹奏楽部をはじめ、茨城キリスト教学園高や明秀学園日立高のチアガールなど11組が出演する。

会場には五つのステージを設け、25日は全国から約80組のプロミュージシャンが出演。地元店舗のグルメも出店し、最後は音楽に合わせて花火を打ち上げる。収益はロシアによる軍事侵攻が続くウクライナへの寄付に充てる。

中村さんは「行き当たりばったりで進んできたが、周囲の支えで今がある。次の10年、20年とつないでいきたい」と話す。

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