茨城県独自品種ナシ 「幻の恵水」横綱級の味 二所ノ関親方アピール

草間勝美会長(右)から贈られた「幻の恵水」を受け取る二所ノ関親方=阿見町荒川本郷
草間勝美会長(右)から贈られた「幻の恵水」を受け取る二所ノ関親方=阿見町荒川本郷
茨城県オリジナル品種のナシ「恵水」の応援団長を務める大相撲の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)に3日、1万個に1個の割合でしか収穫されないとされる「幻の恵水」が贈られた。果実とジュースを試食した親方は「本当においしい。横綱級を食べられて幸せ」と笑みを浮かべ、「茨城のナシを全国の人に食べてほしい」とアピールした。

2016年に出荷が始まった恵水は、強い甘みと少ない酸味が特徴。9月上旬から中旬に収穫され、主に県内や首都圏に出荷されている。流通量は比較的多くなく、昨年の出荷量が約52トン。知名度向上が課題に挙げられている。

県は本年度、恵水を含む農産物5品目をトップブランド化への重点5品目に選定。重さ1キロ以上、糖度14%以上で外観も優れた恵水「幻の恵水」の生産をナシ農家4人に依頼。角界きってのナシ好きとして知られる二所ノ関親方に生産者の応援団長就任を要請し、PR活動を展開してきた。

幻の恵水は今秋、6個が実り、このうち5個が都内の高級果実店で1玉1万800円で販売された。これまでに4個が売れたという。親方は「想像つかない(値段)」と驚いて「自分も機会があったら買ってみたい」と語った。

阿見町荒川本郷の二所ノ関部屋で親方に幻の恵水を手渡した、県梨組合連合会の草間勝美会長(70)は「雨が少なく生産に苦労したが、摘果作業をきちんとやったことが良かった」と今季の出来を振り返った。市場の評価も年々高まり、「ブランド化に一歩ずつ近づいている」と手応えを語った。

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