茨城・神栖市 息栖神社周辺拠点の計画概要 歴史紡ぐ「参道茶屋」風 特産品や料理提供

息栖神社周辺拠点施設のイメージ図
息栖神社周辺拠点施設のイメージ図
拠点施設の整備計画を説明する市担当者=神栖市息栖
拠点施設の整備計画を説明する市担当者=神栖市息栖
茨城県神栖市が進める、まちのにぎわいづくり事業の一つ「息栖神社周辺拠点施設整備計画」の概要がまとまった。同計画では、中核を成す拠点施設が「江戸時代の参道茶屋」+「同地にかつて存在した旅館」という、息栖地区の歴史を紡ぐ外観をコンセプトにしているのが特徴。

拠点施設は和風様式の2階建て。1階には物販エリア、展示エリア、カフェ、出店、休憩テラスなどを配置。2階にはテラス付き飲食スペースが設置される。

物販エリアは、道の駅に見られる特産品コーナーのようなイメージ。同市の特産品を一堂に集める予定で、市内では初めての試みとなる。

展示エリアでは、地域の歴史や観光案内など、さまざまな展示や情報案内が可能。またコンシェルジュ(案内係)を置いて、利用者への便宜を図る。

飲食スペースでは、農産物を中心に地場食材を生かした料理を提供。テラスからは、夕日が目前の常陸利根川に沈む美しい風景を楽しむことができる。このほかの計画として参道の石畳風舗装、船だまりの景観整備、イベントスペースを含む駐車場建設がある。拠点施設は2025年度からの運営、参道と駐車場の整備は24年度中の完成、船だまり整備は25年度中の完成を、それぞれ目指す。

同整備計画の概要がまとまったのを受け、市は2日、同市息栖の区民会館で、地元住民を対象にした説明会を行った。約40人が出席。神社付近の道路が狭いことから、質疑応答では、増加が見込まれる観光客の安全に関する質問が相次いだ。

「観光客が増えると道路いっぱいに広がって危険。大型車の通行もあり、迂回(うかい)するような道路を造れないか」という質問に対し、市側は「ハードルは高いが、できるかどうか検討してみたい」と答えた。

市は、説明会を本年度中にあと2回ほど行い、今回受けた質問への対応方針や、地元と協働して行えるイベントなどを話し合っていきたいとしている。

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