旧統一教会の関連団体に水戸市が施設貸し出し、使用料免除も 市長「遺憾」

水戸市役所=同市中央1丁目
水戸市役所=同市中央1丁目
水戸市は5日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体の催しに市の公共施設を貸し出し、外郭団体施設の使用料を免除したケースがあったと発表した。共催や後援、祝電送付などの関与はしておらず、寄付の授受もないという。

市の調査結果によると、公共施設の使用許可は2012~22年までに、千波市民センター▽国際交流センター▽福祉ボランティア会館▽水戸駅南口さくら東公園-の4カ所で延べ98回あった。「世界平和女性連合」などの関連団体が、交流会や留学生弁論大会などを目的に使っていた。

市の外郭団体・市社会福祉協議会は13~22年に、施設の使用料計約36万円を免除していた。同連合主催の催しに事務局職員が計3回出席したケースもあった。市は福祉ボランティアに関わる団体のほか、国際交流活動をしている団体に対して、使用料の免除を条例で定めている。

高橋靖市長は「使用料の免除は、関連団体がNGOを称していて、旧統一教会との関係を知らずに決定したとはいえ遺憾。市は今後とも関与しない」とコメントを出した。今後の施設貸し出しは、関連団体が起こした違法行為を踏まえ、「公共の福祉を損なう恐れがある」として、国の見解が示されるまで停止する。

公共施設の貸し出しに関しては、9月の市議会定例会の代表質問で、土田記代美市議(共産)が「調査した上で、今後関わらないと表明すべき」とただし、執行部側が調査を約束していた。

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