全早慶戦、茨城で再開 11月熱戦 飛田穂洲ら輩出の地

11月に全早慶戦の茨城開催が決まり、握手を交わす早稲田大の小宮山悟監督(左から3人目)と慶応大の堀井哲也監督=県庁
11月に全早慶戦の茨城開催が決まり、握手を交わす早稲田大の小宮山悟監督(左から3人目)と慶応大の堀井哲也監督=県庁
■コロナ影響、3年ぶり
早稲田大と慶応大の野球部選手と卒業生の現役社会人選手が混成チームで戦う「全(オール)早慶戦」が11月27日、茨城県ひたちなか市のひたちなか市民球場で行われる。全国各地で毎年開催してきた戦いは、コロナ禍の影響で2022年と21年、2年続けて見送りとなっていた。今回、元早大野球部監督で「学生野球の父」、飛田穂洲(水戸市出身)らを輩出した茨城を再開の地に決めた。早慶戦は、11月に初対戦から120年目の節目を迎え、記念の対決となる。

茨城での全早慶戦は1986年以来、36年ぶり3回目。主管する実行委員会(鈴木一良委員長)と両大の監督が6日、県庁で記者会見し、プロ野球ロッテや大リーグで活躍した早大の小宮山悟監督は、「たくさんの野球ファンの方にご来場いただきたい」と呼びかけた。

穂洲は「一球入魂」などの名言を残し、太平洋戦争の学徒動員を控えた選手たちのために早慶戦開催に奔走したことでも知られる。茨城は、石井藤吉郎さん(大洗町出身)、石井連蔵さん(大子町出身)を含めた3人の早大監督ゆかりの地。

会見で小宮山監督は「特別な3人の出身地である茨城で、みっともない試合をするわけにいかない」と意気込んだ。慶大の堀井哲也監督は「早大の聖地、歴史的な地である茨城でやるからこそ、思い通りにはさせない」と闘志を燃やした。

茨城ゆかりの参加、同行予定選手は、早大が下妻一高出身で投手の加藤孝太郎(3年)ら4選手、慶大が常総リトルシニア出身で投手の生井惇己(4年)ら3選手の名前が挙がっている。

試合は午後1時開始。前売り券は今月7日からチケットぴあで販売する。入場料は大人2千円、高校生500円、中学生以下無料。

試合当日の午前8時40分から、県内の小中学生約100人を対象に、両大の選手が野球教室を開く。前日の26日は、午後3時半からJR水戸駅南口ペデストリアンデッキで、両大の応援団による応援合戦を予定する。

鈴木委員長は「野球の底辺拡大につなげ、併せて地域生涯スポーツへの橋渡しをしたい」と語った。

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