魅力度ランキング 茨城県、2年ぶりに最下位脱出 46位

茨城県庁=水戸市笠原町
茨城県庁=水戸市笠原町
民間調査会社のブランド総合研究所(東京)による「地域ブランド調査2022」が8日夜発表され、都道府県魅力度ランキングで茨城県は46位となり、2年ぶりに最下位を脱出した。調査は09年に始まり、茨城は42位(20年)と46位(12年)を除き、昨年までの13回中11回が最下位だった。

調査は千の市区町村と47都道府県を対象に6~7月、インターネットで各地域に対する認知度、魅力度など全89項目を質問。20~70代の男女3万4768人から有効回答を得た。

調査結果によると、茨城の魅力度は13.5点で、前年と比べ1.9ポイント上げた。同社の田中章雄社長は「茨城県は5年前と比べ点数が1.5倍に増えている。特に教育・子育ての項目が7位と高い。都心から近く自然も多いので、今後順位を上げていく可能性は十分ある」と話した。

県は18年度に営業戦略部を設置し、茨城の魅力向上を目指して観光施設の更新や農産物トップブランド化などに力を入れてきた。県議会も20年度に魅力向上特別委員会を設置。観光振興や国際交流の推進といった魅力発信への提言を行ってきた。

都道府県別の魅力度1位は14年連続で北海道が維持。次いで京都府、沖縄県、東京都と続き、上位7都道府県は昨年から順位に変動はなかった。茨城に代わる最下位は佐賀県だった。

市区町村魅力度ランキングは、1位が札幌市、2位が京都市、3位が北海道函館市。上位25位までに茨城県内の市町村は入らなかった。

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