漫画で「暴力団ダメ」 茨城県警・小川組対課長制作

茨城県警が暴力団への加入阻止を啓発する漫画形式の動画を公開した。暴力団対策を担当する組織犯罪対策課長の小川寛之さんが制作し、県警の公式ユーチューブチャンネルで見ることができる。小川さんは「素人が描いたものだが、登場人物に感情移入してもらい、犯罪に巻き込まれる人が減ってほしい」と狙いを語った。
オリジナルのタイトルは「神様お願いです」。主人公の男性が高校を自主退学し、暴走族を経て暴力団に入り、ニセ電話詐欺の犯行に手を染めた末に抗争で銃撃を受けるまでの半生を描く。クライマックスでは、男性が流血しながら暴力団に入ったことを後悔する。
見どころは、主人公が詐欺でだまそうとして電話に出た高齢女性に母親を重ねるシーンだ。小川さんは「亡くなった母に、生きているうちに親孝行しておけばという後悔がある」と、自身を投影したと明かす。
飯利雄彦本部長が3年ぶりの暴力追放県民大会に向け、小川さんに「マンガや寸劇はできないか」と打診したという。小川さんは高校時代に独学で漫画を描き、県警の若手時代にチラシの作画も手がけた。小川さんは「運命だと思った」と制作に励んだ。「暴力団員にならないようにと、言葉で言っても伝わらない部分がある。(動画では)啓発と面白さのバランスを図った」と意図を強調した。
茨城県警察公式YouTubeチャンネル【暴力団排除啓発動画】神様お願いです
オリジナルのタイトルは「神様お願いです」。主人公の男性が高校を自主退学し、暴走族を経て暴力団に入り、ニセ電話詐欺の犯行に手を染めた末に抗争で銃撃を受けるまでの半生を描く。クライマックスでは、男性が流血しながら暴力団に入ったことを後悔する。
見どころは、主人公が詐欺でだまそうとして電話に出た高齢女性に母親を重ねるシーンだ。小川さんは「亡くなった母に、生きているうちに親孝行しておけばという後悔がある」と、自身を投影したと明かす。
飯利雄彦本部長が3年ぶりの暴力追放県民大会に向け、小川さんに「マンガや寸劇はできないか」と打診したという。小川さんは高校時代に独学で漫画を描き、県警の若手時代にチラシの作画も手がけた。小川さんは「運命だと思った」と制作に励んだ。「暴力団員にならないようにと、言葉で言っても伝わらない部分がある。(動画では)啓発と面白さのバランスを図った」と意図を強調した。