ドローン、特産品積み霞ケ浦往復 茨城 かすみがうら-美浦間で試験飛行

5キロの荷物を積んで霞ケ浦横断の試験飛行をするドローン=かすみがうら市歩崎
5キロの荷物を積んで霞ケ浦横断の試験飛行をするドローン=かすみがうら市歩崎
茨城県かすみがうら市と美浦村間の霞ケ浦湖上を荷物を積んだドローンが行き来する試験飛行が2日、行われた。重さ5キロの特産品を積んで8キロの距離を13分ほどで飛行。通信環境や飛行状況を確認した。主催した企業は地域間の広域物流の実用化のほか、ドローンの幅広い活用を目指している。

試験飛行を行ったのは、ドローン事業者の「eロボティクス」(福島県南相馬市、板羽昌之社長)。発着地の2市村も共同事業者として協力した。

試験は、かすみがうら市歩崎の市農村環境改善センターと美浦村大山の大山スロープの間8キロで行われた。国産の大型産業用ドローン(本体重量15キロ)を使用。飛行のための通信環境は、NTTによる高速通信LTEを活用し、ドローンの制御や映像伝送を行った。

同社は2021年12月にも同区間の湖上で試験飛行を実施。しかし通信障害の影響で行程の半分で引き返した。通信環境を改善した上で、国産ドローンや無人航空機運航管理システムなどを試して、対岸への到達と往復を実現した。

板羽社長は「(2地点を)車で移動すると40~60分かかる。地域で加工した特産品を互いに短時間で配送できる。湖上を縦横無尽にドローンで行き来できれば沿岸の自治体間の新しい広域連携も見込める」と語った。

小型無人機の飛行について国は、住民や歩行者がいないエリアでの目視外飛行(レベル3)を認めている。国土交通省は12月に市街地を含む有人地帯での目視外飛行(レベル4)を解禁する。

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