茨城・城里の強盗致死 元少年が全面否認 水戸地裁初公判

水戸地裁=水戸市大町1丁目
水戸地裁=水戸市大町1丁目
茨城県城里町下古内の資材置き場で2016年2月、古物商の工藤武衛(たけい)さん=当時(77)=を暴行して死亡させ銅線を奪ったなどとして、強盗致死などの罪に問われた同県ひたちなか市、無職、元少年(26)=当時(19)=の裁判員裁判初公判が24日、水戸地裁(小川賢司裁判長)で開かれた。元少年は「全てやってないです」と起訴内容を否認した。

冒頭陳述で検察側は、共犯とされる内田潤被告(39)=懲役30年判決、控訴=と2人がかりでないと犯行が実行困難だったほか、奪った銅線を売って得た108万円を2人で折半していたと指摘。工藤さんが着ていた服から内田被告とは別の足跡痕が検出されたことや、「元少年と犯行に及んだ」とする内田被告の証言などを挙げ、元少年が工藤さんに暴行したと主張した。

弁護側は、元少年が内田被告と2人で事件現場に行ったことは認めたが、窃盗も含めて「内田被告の単独犯だった」と無罪を訴えた。目撃者がいないなど客観証拠がない上に、内田被告が「薬物を乱用していた可能性が高い」と主張し、内田被告の証言が信用性に欠けると指摘した。

起訴状などによると、元少年は内田被告と共謀し、16年2月1日未明、城里町下古内の工藤さん方敷地内の資材置き場で、工藤さんを暴行して死亡させ、銅線など約6トン(計108万円相当)を奪ったとされる。

元少年は傷害罪や風営法違反罪でも起訴され、同地裁は今年3月、強盗致死と窃盗罪を除く八つの罪について、区分審理で有罪判決を言い渡している。

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