茨城・かすみがうら鳥インフル 鶏舎内にネズミ痕跡 農水省調査

鳥インフルエンザが発生した養鶏場で殺処分の準備をする県職員ら=4日午前、かすみがうら市内(県提供)
鳥インフルエンザが発生した養鶏場で殺処分の準備をする県職員ら=4日午前、かすみがうら市内(県提供)
茨城県かすみがうら市の養鶏場で発生した鳥インフルエンザで、発生養鶏場の鶏舎内に日常的にネズミがいたことが24日、農林水産省が派遣した疫学調査チームの現地調査で明らかになった。ネズミはウイルスを媒介する可能性がある。鶏舎内ではネズミのふんや断熱保護材のかじり跡など、日常的にネズミがいたことが分かる「ラットサイン」が見つかった。鶏舎内に養鶏業者が設置した捕獲かご内にもネズミがいた。

同省動物衛生課によると、現地調査では、目視できる範囲にネズミが出入りできる隙間や破損などは見つからなかった。同養鶏場はネズミを時折見かけるため、殺鼠(さっそ)剤や粘着シート、捕獲かごを設置していたという。同省が定める防疫指針は小動物などの侵入防止対策を取るよう求めている。

調査ではこのほか、養鶏場の敷地内に、小型哺乳類のものとみられるふんが落ちていた。

同省は鳥インフルエンザの感染が確認された今月4日、現場に獣医疫学や野鳥の専門家などで構成する疫学調査チームを派遣した。農場に出入りする際の長靴履き替えや出入りする車の消毒など、管理状況に問題はなかった。同省は「今季は野鳥の感染や死亡が多く、全国的に環境中のウイルス量がかなり多くなっている」と厳重な警戒を呼びかけている。

かすみがうら市の養鶏場では、102万5687羽を殺処分。22日に家畜伝染病予防法に基づく防疫措置を完了している。

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