茨城・神栖 重度障害児と家族が動物と交流楽しむ

医療的ケア児や肢体不自由児、その家族でにぎわった「ふれあい動物園」=神栖市溝口
医療的ケア児や肢体不自由児、その家族でにぎわった「ふれあい動物園」=神栖市溝口


医療的ケア児や肢体不自由など重度の障害児と家族を対象にした「ふれあい動物園」が20日、茨城県神栖市溝口の市保健福祉会館で開かれ、20組余りの家族連れが、動物との交流を楽しんだ。

神栖済生会病院「カミス『ココ』でずっとKIDSプロジェクト」と、医療的ケア児や障害児家族の交流団体「たいようの部屋」、県鹿行地区重度心身障害児家族会「おむすびの会」の共同開催。容体急変を想定し、同病院の医師や看護師が会場で待機した。

会場には、ウサギやアヒル、モルモット、ポニーなどが登場。参加者は柵の中に入って動物たちに餌を与えたり、ポニーの乗馬体験などを楽しんだりした。

障害がある長男ら家族で訪れた同市、30代男性は「こういう機会がもっと増えるとうれしい」と話した。

たいようの部屋を主催する同市、中谷みずほさんは「人工呼吸器を使う子どもの参加もあり、みんな外出を楽しみたいことが分かった。今後も継続できれば」などと語った。

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