豚肉ソテー「おいしい」 地元産食材で給食 茨城・筑西市が提供

筑西市産の食材を使った給食を受け取る児童=同市中舘
筑西市産の食材を使った給食を受け取る児童=同市中舘
地元の農産物への関心を高めてもらおうと、茨城県筑西市は同市の地産地消週間(21~25日)に合わせ、21、22、24の3日間、地元産の食材をふんだんに取り入れた給食を市内の小中学校などで提供した。児童らは銘柄豚「キングポーク」やサツマイモ、ナシなどを使った献立を楽しんだ。

市教委によると、今回は「味めぐり 筑西市」と題した初の試みという。市内26の小中学校や明野幼稚園に計6440人分を用意した。豊かな風味と滑らかでさっぱりとした脂が乗ったキングポークのポークソテーや、同市井上で生産され甘みの強いサツマイモ「井上さつま」を使ったサラダ、地元産コシヒカリのご飯などをそろえた。「キムンチョスープ」に使われた、キムチを漬ける調味料「ヤンニョム」は、市活性化プロジェクトで誕生した。一般的にはリンゴだが、地元のナシを使ったのが特徴だ。

同市中舘の市立中小(児童数119人)では、子どもたちが笑顔で給食を楽しむ姿が見られ「お肉の甘みが強い」といった感想が上がった。4年の深谷来峨君(10)は「おいしかった。もっと食べたかった」と話した。

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