天然石「地球の芸術品」 茨城・古河の中学生・島本さん 自慢のコレクション展示 県自然博物館

自慢のコレクションの一つ、荒川鉱山(秋田県)の水晶を手に笑顔の島本奏汰さん=古河市大山
自慢のコレクションの一つ、荒川鉱山(秋田県)の水晶を手に笑顔の島本奏汰さん=古河市大山
茨城県坂東市大崎の県自然博物館で開催中の石の魅力を紹介する企画展「ときめく石」(2023年1月29日まで)。注目を集めるコーナーの一つが同県立古河中等教育学校2年、島本奏汰さん(14)=同県古河市=のコレクションを展示した一角だ。島本さんは「石は地球が作り出した神秘の芸術品。同じものが二つとない点が魅力。展示をきっかけに石に興味を持つ人が増えてくれたらうれしい」と話す。

バラエティー番組が好きな小学生の間で、島本さんは知られた存在だ。子どもが博士顔負けの豊富な知識を披露するテレビ朝日系列の人気番組で「天然石博士」としてこれまで4回出演。博識ぶりを披露して話題を呼び、今回の展示のきっかけにもなった。子どもが見ても楽しめる石を中心に展示をそろえ、解説文も島本さん自ら書いたという。

小さい頃から化石が好きだったという島本さんと天然石との出合いは、小学1年の時。両親と宝石探しが体験できるテーマパークに足を運んだところ、天然石の魅力に開眼した。自宅の部屋は秋田県の荒川鉱山で採取された重さ2キロ以上もの水晶や、茨城県常陸太田市で採れたカンラン石など2千点以上の鉱物であふれている。小遣いをためては石の即売会「ミネラルマルシェ」などに出向き、少しずつ集めてきた。

同校に進学して行動範囲が広がり、自ら石を採取する機会も増えた。利根川の中流域(群馬県)では花こう岩や安山岩、今夏は鉱石山(同)で石榴石(ざくろいし)や緑簾石(りょくれんせき)などを集めた。茨城県内でお薦めの採取場所は「大洗海岸では瑪瑙(めのう)がよく採れる」と島本さん。県北の川や海では初心者でも比較的簡単に見つかるという。

今年8月からは石の専門誌「ミネラ」(エスプレス・メディア出版)で連載「石活日記」も始まった。

「将来は鉱物の研究者が目標。新鉱物を発見したい」という。母親の幸代さんは「好きなことを思いっきり突き詰めてほしい。夢に向かって頑張れ」とエールを送った。

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