茨城・下妻の宗任神社 一足早く豆まき

「福は内」と豆をまく宗任神社の関係者たち=下妻市本宗道
「福は内」と豆をまく宗任神社の関係者たち=下妻市本宗道
茨城県下妻市本宗道の宗任(むねとう)神社で11日、大みそかから眠りにつく神様を起こす「おめざめ祭」と、一足早く豆をまき厄をはらう「追儺(ついな)祭」があった。日本一早い豆まきといわれる行事で、同神社関係者や崇敬者は、拝殿から「福は内」と豆をまき、1年の無事を祈った。

同神社は1109(天仁2)年創建。以来、毎年1月11日に祭りを行っているという。おめざめ祭は午前7時から、追儺祭は午後2時から順次行われ、祈禱(きとう)を受けた崇敬者らが拝殿で「福は内」と言いながら豆をまき、厄をはらった。

祭りは春の訪れを告げる意味も込められている。同神社総代会の斉藤栄一会長(70)は「なくてはならない昔からの行事。1年間健康でいられたら」と思いを込めていた。松本秀勝宮司(80)は「穏やかな1年であるように、家内安全を願う」と話した。

最近の記事

ニュース一覧へ

全国・世界のニュース