茨城・つくばの実験植物園 青いコチョウラン公開 29日まで

筑波実験植物園(茨城県つくば市天久保)で22日に開幕する企画展「つくば蘭展」で、ツユクサの遺伝子を導入して開発した青いコチョウランの第二世代が世界で初めて公開される。
コチョウランの花の色は白や黄色、ピンクなど。青い色素「デルフィニジン」を作る遺伝子がないため、青色の花を咲かせる種類は存在しなかった。
青いコチョウランは、千葉大が、ツユクサから「青い花を咲かせる遺伝子」を遺伝子組み換え技術を導入して開発。青と白、2色のコチョウランを交配させた「第二世代」の育成に成功した。同園の多様性解析・保全グループの遊川知久グループ長は「次世代にも青い色が伝わるということが分かり、非常に貴重だ」と話す。
同展ではこのほか、アジアやアメリカ原産の開花中のランや貴重な園芸品種など約500点を展示。同園が新種として発表したラン「トリコグロッティス・アポエンシス」も初公開する。フィリピン・ミンダナオ島のアポ山で発見され、小さな薄ピンクの花をつける。遊川グループ長は「ランの個性や多様性を楽しんでもらいたい」と話した。29日まで。
コチョウランの花の色は白や黄色、ピンクなど。青い色素「デルフィニジン」を作る遺伝子がないため、青色の花を咲かせる種類は存在しなかった。
青いコチョウランは、千葉大が、ツユクサから「青い花を咲かせる遺伝子」を遺伝子組み換え技術を導入して開発。青と白、2色のコチョウランを交配させた「第二世代」の育成に成功した。同園の多様性解析・保全グループの遊川知久グループ長は「次世代にも青い色が伝わるということが分かり、非常に貴重だ」と話す。
同展ではこのほか、アジアやアメリカ原産の開花中のランや貴重な園芸品種など約500点を展示。同園が新種として発表したラン「トリコグロッティス・アポエンシス」も初公開する。フィリピン・ミンダナオ島のアポ山で発見され、小さな薄ピンクの花をつける。遊川グループ長は「ランの個性や多様性を楽しんでもらいたい」と話した。29日まで。