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茨城・つくばの洞峰公園 市に無償移管要望 県に地元マンション組合

要望書を手渡す渡辺禄郎理事長(中央)=県庁
要望書を手渡す渡辺禄郎理事長(中央)=県庁


茨城県つくば市二の宮の洞峰公園の県整備計画を巡り、公園に隣接する二つのマンションの管理組合は27日、市に対する公園の無償移管を中心に交渉を進めるよう県に要望した。両組合は「問題解決のため、県の提案に沿った無償移管を進めてほしい」と求めた。

県は公園の管理運営費削減などを目的に民間資金を活用した「パークPFI」を導入し、園内へのグランピング施設やバーベキュー場の整備などを計画。地元の市民団体などから反対の声が上がり、両管理組合も計画の中止を求めていた。

要望書では、昨年12月に大井川和彦知事が「公園の無償移管も選択肢」と表明したことを受け、「問題を解決する素晴らしい代替案」と歓迎し、無償移管を前提に市と交渉を進めるよう求めた。

両組合のうちライオンズマンション筑波学園都市管理組合の渡辺禄郎理事長は「オールつくばで持続可能な公園管理に取り組みたい」と説明。要望書を受け取った県都市整備課の梅沢信行課長は「無償移管については、つくば市の判断になる」とし、「近く市の回答を得て、手続きを進めたい」と話した。

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