3代目まいりゅう号、出発進行 茨城・龍ケ崎の高校生デザイン 関鉄竜ケ崎線

「出発進行」のかけ声で「3代目まいりゅう号」を見送る高校生ら=関東鉄道竜ケ崎駅
「出発進行」のかけ声で「3代目まいりゅう号」を見送る高校生ら=関東鉄道竜ケ崎駅
茨城県龍ケ崎市が企画したラッピングトレイン「3代目まいりゅう号」の運行が28日、市内を走る関東鉄道竜ケ崎線で始まり、竜ケ崎駅で出発式が開かれた。デザインを担当した高校生らがテープカットし、「出発進行」のかけ声で第1便を見送った。

「3代目」は市マスコット「まいりゅう」の誕生10周年記念。ラッピングは市内にある県立竜ケ崎一、県立竜ケ崎二、県立竜ケ崎南、愛国学園大付属龍ケ崎の4高校の生徒による意匠だ。春夏秋冬が表現されており、まいりゅうをはじめ、県の天然記念物になっている般若院のシダレザクラ、牛久沼の白鳥といった絵柄で「龍ケ崎らしさ」を盛り込んだ。

夏の部分を担当した菅原武琉さん(18)と坂本空さん(18)=ともに竜ケ崎南高3年=は「地元への愛情が深まった。大勢の人に見てもらいたい」と声をそろえた。

同日朝の出発式で萩原勇市長は「龍ケ崎の魅力が描かれている。皆さんに愛されればと思う」とあいさつ。関東鉄道の北村恵喜取締役は「歴史ある鉄道をしっかり盛り上げていきたい」と強調した。「3代目」は第2、4日曜日が終日運行で、その他は不定期という。

市によると、まいりゅう号の「初代」は2014年3月17日から17年9月11日まで。「2代目」は17年10月22日から22年11月1日までの間、それぞれ鉄路を駆けた。

まいりゅうは13年1月にお披露目された竜の男の子で、竜ケ崎一高の生徒が考案した。

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