貴重な文化財を守れ 鹿島神宮で防火訓練 茨城・鹿嶋 通報から消火、手順確認

貴重な文化財を火災から守る防火訓練が29日、茨城県鹿嶋市宮中の鹿島神宮で開かれ、消防や神宮関係者約100人が通報やけが人救助、放水の訓練に取り組んだ。
訓練は文化財防火デー(26日)に合わせて実施。同神宮本殿脇の樹叢(じゅそう)から出火し、国指定重要文化財の建造物へ延焼する危険にさらされたとの想定で、神宮関係者の初期消火、鹿島消防署や市消防団による放水などの手順が確認された。
指揮を執った同署の橋本英雄副署長は「発見から通報、消火までスムーズにできたのでは」と講評。同神宮には国重文の建造物が七つ、樹叢は県天然記念物にそれぞれ指定されており、鹿島則良宮司は「鹿島神宮は市だけでなく、県や国の大切な遺産。次世代に引き継ぐため、しっかり守っていきたい」と意欲を見せた。
訓練は文化財防火デー(26日)に合わせて実施。同神宮本殿脇の樹叢(じゅそう)から出火し、国指定重要文化財の建造物へ延焼する危険にさらされたとの想定で、神宮関係者の初期消火、鹿島消防署や市消防団による放水などの手順が確認された。
指揮を執った同署の橋本英雄副署長は「発見から通報、消火までスムーズにできたのでは」と講評。同神宮には国重文の建造物が七つ、樹叢は県天然記念物にそれぞれ指定されており、鹿島則良宮司は「鹿島神宮は市だけでなく、県や国の大切な遺産。次世代に引き継ぐため、しっかり守っていきたい」と意欲を見せた。