「アルテリオ」大規模改修へ 2023年度に基本設計 茨城県筑西市

筑西市が大規模改修を計画しているしもだて地域交流センター「アルテリオ」=同市丙
筑西市が大規模改修を計画しているしもだて地域交流センター「アルテリオ」=同市丙
茨城県筑西市丙のしもだて地域交流センター「アルテリオ」について、市は30日、老朽化に伴う大規模改修を計画していることを明らかにした。改修費用は概算で16億~17億円を想定し、空調設備の更新や屋上防水など長寿命化を図る。2023年度中に基本・実施設計を策定し、具体的な工事日程を決める。

この日開かれた市議会臨時会本会議で、小島信一市議(無所属)の質問に対し、市教委の島村信之次長が答えた。市は、改修工事の設計委託料約9785万円などを追加する22年度一般会計補正予算案を提案し、可決された。

同センターは03年完成。地上4階・地下1階で、しもだて美術館や喫茶店「カフェ・ブリーズ」などが入る。昨年夏に空調設備が故障し、修理のため約1カ月間臨時休館した。同年秋には3階の「空中回廊」で雨漏りが発生し、修繕工事を実施した。

市教委によると、今回は同センターの空調設備や、同美術館の展示室と収蔵庫の温度・湿度を管理する空調設備を更新する方針。さらに屋上や外壁の防水、外壁のひび割れの補修などを検討する。

改修の完了時期は未定。改修に伴う休館期間は、できるだけ短期間にとどめるよう工夫したいという。島村次長は茨城新聞の取材に「どの部分に不具合があるか調査しながら設計を策定する」と話した。

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