茨城・常陸太田市の新総合体育館 基本設計まとまる ドーム形、大型ビジョンも 21日まで意見公募

常陸太田市が計画している新総合体育館の外観パース(市提供)
常陸太田市が計画している新総合体育館の外観パース(市提供)
茨城県常陸太田市は、市新総合体育館整備の基本設計をまとめた。21日までパブリック・コメントを実施している。老朽化やバリアフリーなどの理由から同市新宿町の山吹運動公園市民体育館を建て替える計画。トップレベルのスポーツ大会の誘致なども想定する施設で、スポーツ大会や各種イベントを開催し、市民同士の交流、交流人口の拡大を図り、にぎわいの創出を目指す。

今回整備される新総合体育館は、延べ床面積6912平方メートル。メインアリーナ(49メートル×38メートル)とサブアリーナ(36・5メートル×23メートル)、観覧席、トレーニング室、多目的室、カフェ、更衣室、トイレ、授乳室などを備える。体育館の屋根はドーム形。

メインアリーナは日本トップチームのバレーボール大会に対応した天井高を確保。南北壁面には350型の大型ビジョンを設置し、東西面にリボンビジョンを配置する予定。アリーナ1階の観覧席は自由な配置が可能な移動席で、2階は固定席。壁や天井はモノトーンとし、球技などに影響の少ない色合いとして仕上げる。

広々としたデッキスペースは、大会時などの待機スペースとともに、好天時にはオープンカフェテラスとして利用可能にする。

そのほか、多目的広場はグラウンド・ゴルフやランニング、ウオーキングコースを設けて活用する予定。

市民体育館の解体工事に伴い、今月上旬に駐車場、3月中旬に体育館、7月下旬には運動広場(南側)が利用休止になる予定。

パブリック・コメントに関する資料は市ホームページ。紙資料は市スポーツ振興課、広報広聴課、各支所で閲覧できる。市では意見をまとめて実施設計につなげる。

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