茨城・つくばの並木中 SDGs版「人生ゲーム」で授業 17目標、学び深める

■玩具メーカー協力 升目の行動思案
茨城県つくば市並木の市立並木中(山田仁巳校長)で1月26日、ボードゲームの「人生ゲーム」を教材に、持続可能な開発目標(SDGs)について考える授業が開かれた。玩具メーカーのタカラトミーが協力し、同社の社員がオンラインで講師を務めた。8年生112人が参加し、ゲームのアイデアを考えながらSDGsの取り組みについて学びを深めた。
人生ゲームはルーレットを回して升目を進み、最もお金を稼いだ人が勝つルール。止まった升目の指示に従い、仮想のお金をやりとりする。
同社では社員が講師役となり、それぞれの升目に入れる行動を考えることでSDGsを身近に感じてもらう授業を開いている。これまでに千葉県や東京都、埼玉県などで開かれ、茨城県では初めて。「総合的な学習の時間」を使い、ビデオ会議システム「Zoom」で同社の社員と8年生全4クラスの教室を結んで実施した。
地球温暖化や海洋プラスチック、多様性などについてクイズ形式で学んだ後、SDGsの17の目標に沿った行動には「お金をもらう」、考えに反した行動には「お金を払う」という設定で、ゲームの升目に入れる行動を一人一人考えて発表した。
生徒たちからは「みんなで給食を完食したら5万ドルもらう」「エアコンをつけっぱなしにして無駄遣いしたら7万ドル払う」「近くの公園を掃除したら千ドルもらう」などの意見が出た。
参加した吉田紗英さん(14)は「これまでどうやって行動すれば良いのか分からなかったが、具体的に考えることができた」と述べた。後藤碧さん(14)は「近くにあるごみを拾うなど、世界の人の意識が変われば一つ一つの目標を埋めていけると感じた」と話した。
茨城県つくば市並木の市立並木中(山田仁巳校長)で1月26日、ボードゲームの「人生ゲーム」を教材に、持続可能な開発目標(SDGs)について考える授業が開かれた。玩具メーカーのタカラトミーが協力し、同社の社員がオンラインで講師を務めた。8年生112人が参加し、ゲームのアイデアを考えながらSDGsの取り組みについて学びを深めた。
人生ゲームはルーレットを回して升目を進み、最もお金を稼いだ人が勝つルール。止まった升目の指示に従い、仮想のお金をやりとりする。
同社では社員が講師役となり、それぞれの升目に入れる行動を考えることでSDGsを身近に感じてもらう授業を開いている。これまでに千葉県や東京都、埼玉県などで開かれ、茨城県では初めて。「総合的な学習の時間」を使い、ビデオ会議システム「Zoom」で同社の社員と8年生全4クラスの教室を結んで実施した。
地球温暖化や海洋プラスチック、多様性などについてクイズ形式で学んだ後、SDGsの17の目標に沿った行動には「お金をもらう」、考えに反した行動には「お金を払う」という設定で、ゲームの升目に入れる行動を一人一人考えて発表した。
生徒たちからは「みんなで給食を完食したら5万ドルもらう」「エアコンをつけっぱなしにして無駄遣いしたら7万ドル払う」「近くの公園を掃除したら千ドルもらう」などの意見が出た。
参加した吉田紗英さん(14)は「これまでどうやって行動すれば良いのか分からなかったが、具体的に考えることができた」と述べた。後藤碧さん(14)は「近くにあるごみを拾うなど、世界の人の意識が変われば一つ一つの目標を埋めていけると感じた」と話した。