東京五輪で使用のBMX施設、茨城・境町に移設へ 世界大会開催も視野に整備

2021年夏の東京五輪で自転車競技BMXの熱戦を繰り広げた「BMXフリースタイルパーク」が、茨城県境町にやってくる-。町は、五輪会場の有明アーバンスポーツパーク(東京都江東区)に設置された仮設パークを、同町アバーンスポーツパーク(同町上小橋)の隣に移設し、新たな常設競技場として整備する。
屋根や照明設備を設けた全天候型の競技場となる見込みで、世界大会開催も視野に入れている。
東京五輪で採用された同パーク(延床約1750平方メートル)は、フランス・ハリケーン社が設計施工した。東京五輪閉会後に解体され、中国上海にある同社工場に保管されていた。
コース内の床や壁などに描かれた「東京2020」のエンブレムはそのまま生かされ、五輪マークも設置される。総事業費は約9億900万円。うち約7割に当たる約6億2853万円は、国などの補助金を活用する。工期は約半年間で、着工日は未定。
橋本正裕町長は昨年5月、ハリケーン社の幹部らと意見交換。同社から「日本は雨が多いのでパークは全天候型にしてほしい」との要望を受けて、屋根付きの新施設とすることに決めた。海上輸送で日本に持ち込まれ、フランス人技術者がコース内のパーツ類を組み立てるほか、屋根や照明などは町内の業者が手がけるという。
このほか、ラウンジやショップ、パーソナルトレーニングルーム、オリンピックレガシー発信ブースなどを備えた建物を、パーク隣接地に整備する。橋本町長は「全天候型なので日本全国から子どもや大人がやってくる。将来、境町からプロ選手が誕生することを願っている」と期待した。
屋根や照明設備を設けた全天候型の競技場となる見込みで、世界大会開催も視野に入れている。
東京五輪で採用された同パーク(延床約1750平方メートル)は、フランス・ハリケーン社が設計施工した。東京五輪閉会後に解体され、中国上海にある同社工場に保管されていた。
コース内の床や壁などに描かれた「東京2020」のエンブレムはそのまま生かされ、五輪マークも設置される。総事業費は約9億900万円。うち約7割に当たる約6億2853万円は、国などの補助金を活用する。工期は約半年間で、着工日は未定。
橋本正裕町長は昨年5月、ハリケーン社の幹部らと意見交換。同社から「日本は雨が多いのでパークは全天候型にしてほしい」との要望を受けて、屋根付きの新施設とすることに決めた。海上輸送で日本に持ち込まれ、フランス人技術者がコース内のパーツ類を組み立てるほか、屋根や照明などは町内の業者が手がけるという。
このほか、ラウンジやショップ、パーソナルトレーニングルーム、オリンピックレガシー発信ブースなどを備えた建物を、パーク隣接地に整備する。橋本町長は「全天候型なので日本全国から子どもや大人がやってくる。将来、境町からプロ選手が誕生することを願っている」と期待した。