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アメフトの茨城セイバーズ 部活の「地域移行」応援 3競技、クラブ発足へ

部活動の「地域移行応援プロジェクト」をPRする茨城セイバーズの近藤秀則代表(中央)ら=県庁
部活動の「地域移行応援プロジェクト」をPRする茨城セイバーズの近藤秀則代表(中央)ら=県庁


日本社会人アメリカンフットボールXリーグ2部(X2)の茨城セイバーズ(近藤秀則代表)は4月から、公立中学の部活動を外部に委ねる「地域移行」への取り組みとして、「応援プロジェクト」を開始する。現在ホームタウンの茨城県鉾田市などで普及を進めるフラッグフットボールに弓道、フットゴルフを加えた3競技で地域移行の「受け皿」となるクラブを発足し、総合型スポーツクラブとして運営に当たる。

16日に県庁で会見を開いた近藤代表は「さまざまなスポーツに触れる機会を提供し、子どもたちの可能性を広げたい」と意気込みを語った。プロジェクトを立ち上げた理由については、少子化により部活動の維持が難しい地域の現状に触れ「選べる部活が減ると、いろんな競技経験者が集まるアメフト人口も減ってしまう。地域移行に取り組むことで、アメフト人口も増やしたい」と述べた。

フラッグフットクラブは、ホームタウンの一つとしている鉾田市で活動中の小学生向けのクラブを、中学生以上も参加できるようにする。

弓道クラブは、以前から交流のある同県鹿嶋市の清真学園中・高弓道部顧問の佐久間和彰さん(58)の協力を得て、主に鹿行地域で活動する予定。

サッカーボールを使ってゴルフをするフットゴルフは、セイバーズのトレーナーで台湾代表選手の岩間雄祐さん(36)が中心となり準備を進めている。

それぞれのクラブには「セイバーズ」の名を冠し、4月から活動を始める。受け皿としての体制を整えつつ、各競技の指導者の派遣や仲介にも対応し、地域移行の実現を後押しする。

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