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最高齢アプリ開発者・若宮さん 茨城・取手 シンポで講演「学習続け、創造的に生きる」

講演する若宮正子さん=取手市新町
講演する若宮正子さん=取手市新町


生涯現役社会の実現に向けたシンポジウムが14日、茨城県取手市新町の取手ウェルネスプラザで開かれた。世界最高齢のアプリ開発者として知られる若宮正子さん(87)が講演を行い、創造的に生きることが大切と呼びかけた。

シンポジウムは講演とパネルディスカッションの2部構成で、高齢者を中心に約200人が耳を傾けた。とりで生涯現役ネット・市主催。

若宮さんは58歳でパソコンを購入して独学し、81歳の時にiPhone(アイフォーン)用パズルゲームアプリを開発。2017年に配信され、世界最高齢のアプリ開発者として広く知られるようになった。

若宮さんは半生を紹介。退職後の58歳の時にパソコンを購入し「当時は文字しか送れなかったが、見知らぬ人と交流できることにロマンを感じた」と話し、デジタル機器との出合いや、アプリ開発がその後の人生を変えたことなどを語った。

デジタル先進国のデンマークの例を挙げ、デジタル化の必要性や便利さを強調。その上で「人生100年時代、人は幾つになっても成長できる。一生、学習を続け、創造的に生きましょう」と呼びかけた。

第2部のパネルディスカッションでは、市内で活躍する高齢者3人と若宮さんが「まずは、やってみよう」をテーマに意見を交わした。

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