茨城県常陸太田市の下水道問題 最大汚水量3.2倍に見直し 住宅団地 対策費3億3480万円

茨城県常陸太田市は28日、マンホールポンプの容量不足が判明した住宅団地「四季の丘はたそめ」区域の公共下水道の改修方針を発表した。区域の実際の人口を反映させて最大汚水量を約3・2倍に見直し、対策費用は工事費など概算で計3億3480万円と見込んだ。工事は2023年度下期から25年度までに行う方針。
住宅団地の計画汚水量で当初、1秒当たり0・006立方メートルとしていた最大汚水量を、約3・2倍の同0・019立方メートルに見直した。団地の実際の人口は2700人相当分とした。
また、見直し後の計画汚水量を処理できるよう、既設の下水道施設に加えて新たにマンホールポンプを1カ所増設した上、圧送管(口径150ミリ)を追加で整備する。
対策費用は、詳細設計業務委託料3080万円、工事費3億400万円の計3億3480万円を見込む。
宮田達夫市長は「国庫補助金など国と調整しなくてはならないが、それを待っていては遅くなるので先行して一般財源で取り組んでいく」と決意を示した。
下水道の改修費用に充てるための全職員の給与の一部減額については、1月から3月分で特別職や一般職員565人の減給分などを合わせて約1484万円になるとした。
昨年4月、同団地の汚水処理を始めた公共下水道のマンホールポンプ内で、水位が異常に高くなり汚水が地表にあふれる事態が発生。調査の結果、市側の発注内容や事業者に対する作業指示などが不適切で、設備に欠陥があったことが判明した。市は改修費用に充てるため、全職員の給与の一部減額を行っている。
住宅団地の計画汚水量で当初、1秒当たり0・006立方メートルとしていた最大汚水量を、約3・2倍の同0・019立方メートルに見直した。団地の実際の人口は2700人相当分とした。
また、見直し後の計画汚水量を処理できるよう、既設の下水道施設に加えて新たにマンホールポンプを1カ所増設した上、圧送管(口径150ミリ)を追加で整備する。
対策費用は、詳細設計業務委託料3080万円、工事費3億400万円の計3億3480万円を見込む。
宮田達夫市長は「国庫補助金など国と調整しなくてはならないが、それを待っていては遅くなるので先行して一般財源で取り組んでいく」と決意を示した。
下水道の改修費用に充てるための全職員の給与の一部減額については、1月から3月分で特別職や一般職員565人の減給分などを合わせて約1484万円になるとした。
昨年4月、同団地の汚水処理を始めた公共下水道のマンホールポンプ内で、水位が異常に高くなり汚水が地表にあふれる事態が発生。調査の結果、市側の発注内容や事業者に対する作業指示などが不適切で、設備に欠陥があったことが判明した。市は改修費用に充てるため、全職員の給与の一部減額を行っている。