海浜鉄道延伸 工事認可申請の延期表明 茨城・ひたちなか市長 24年開業困難に
茨城県ひたちなか市を走る市出資の第三セクター、ひたちなか海浜鉄道湊線(勝田-阿字ケ浦駅、14・3キロ)の延伸を巡り、大谷明市長は1日開会した市議会定例会で、工事計画をまとめた「工事施工認可」の国への申請を延期する方針を表明した。3月末が申請期限だった。予定していた2024年春の開業は、事実上困難となった。
延伸計画は、終着の阿字ケ浦駅から国営ひたち海浜公園西口付近まで約3・1キロを延ばし、新駅二つを設置する。事業費は約78億円。20年8月に延伸事業許可を国土交通省に申請し、21年1月に許可された。
その後、22年1月までの工事施工認可申請を目指したが、新型コロナウイルスの影響で関係者との協議が遅れ、同月に期限延長を国に申請。今年3月末が新たな期限で、今回が2回目の延期となる。
この日の市議会本会議で大谷市長は「コロナ禍や近年の急激な物価高騰など社会情勢の変化を十分に反映させる必要がある」と述べ、申請延期に向けた協議を国と進めていると語った。
市企画調整課によると、1回目の延期後もコロナ禍の影響が続き、関係者との協議が予定通りに進まなかった上、物価高騰で事業費が増える見通しとなり、費用圧縮などの検討も必要となっているという。
今月中に延期を申請し、新たな期限は国と協議する。同課は「延伸を実現させるため、一日でも早く申請できるように努めたい」としている。
延伸計画は、終着の阿字ケ浦駅から国営ひたち海浜公園西口付近まで約3・1キロを延ばし、新駅二つを設置する。事業費は約78億円。20年8月に延伸事業許可を国土交通省に申請し、21年1月に許可された。
その後、22年1月までの工事施工認可申請を目指したが、新型コロナウイルスの影響で関係者との協議が遅れ、同月に期限延長を国に申請。今年3月末が新たな期限で、今回が2回目の延期となる。
この日の市議会本会議で大谷市長は「コロナ禍や近年の急激な物価高騰など社会情勢の変化を十分に反映させる必要がある」と述べ、申請延期に向けた協議を国と進めていると語った。
市企画調整課によると、1回目の延期後もコロナ禍の影響が続き、関係者との協議が予定通りに進まなかった上、物価高騰で事業費が増える見通しとなり、費用圧縮などの検討も必要となっているという。
今月中に延期を申請し、新たな期限は国と協議する。同課は「延伸を実現させるため、一日でも早く申請できるように努めたい」としている。