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茨城県立勝田中教校生 ひたちなか市の課題解決策提案 交通や観光

ひたちなか市が抱える課題の解決策を発表する県立勝田中等教育学校の生徒=同市東石川
ひたちなか市が抱える課題の解決策を発表する県立勝田中等教育学校の生徒=同市東石川


茨城県ひたちなか市足崎の県立勝田中等教育学校(下山田芳子校長)の2年生が2月21日、同市東石川のワークプラザ勝田で「未来探究発表会」を開き、市が抱える課題の解決策をまとめた成果を大谷明市長ら行政関係者や市内の企業担当者に提案した。

119人の生徒たちは6~3人ごとに班をつくり、計30班が市の魅力向上を目的に課題を設定し、約1年かけて地元住民から話を聞いたり、アンケートをしたりして議論しまとめた。

1部では代表して3班が発表。渡辺成さん(13)ら4人が発表した「ひたちなか市と激論!?今後のバスのあり方について」では、市内を走る路線バスが通らない地域があり、利用しやすくなる工夫が足りない課題を指摘した。4人はバス停の分布を調査。路線バスが通らない場所にバス停を設置してばらつきを解消し、利便性を向上させる必要性を説明した。

国営ひたち海浜公園のネモフィラなどが咲く時期は外国人観光客が増えるとして多言語の案内文を作ることや、内装、外装とも市の魅力をPRするデザインにして乗りたいと思わせるバスにすべきと提案した。

このほか、市の特産品をPRするイベントと、外国人が住みやすい市を目指し、市民に海外食を知ってもらう料理教室の実施についての発表もあった。

渡辺さんは「バス停の分布を調べることが難しかった。今度は鉄道についても考えてみたい」と話した。

2部では30班を3回に分けてそれぞれの提案を発表した。大谷市長は、生徒たちの発表をたたえ、「課題解決のための創意工夫がそれぞれにあり、興味深かった」と感想を述べた。

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